習近平とベラルーシ大統領会見 不可解な十の疑問と中国政治の内幕
14日ぶりに姿を現した習近平と、ベラルーシのルカシェンコ大統領の会見は、「家族的集まり」とされ、公式行事や成果もなく不可解な点が多い。中国政治の内幕に迫ってみよう。
習近平は、長らく姿を見せなかったが、6月4日になって、中国共産党の中枢所在地である中南海でルカシェンコ氏との会見に臨んだ。
ベラルーシの報道によれば、ルカシェンコ氏はこの会見について、「これは少人数の家族的な集まりであり、公式なものでも業務的なものでもない」と述べた。
関連記事
中共空母「福建号」引き渡し式の規模縮小や報道遅延の理由は、新技術の不安や動力・艦載機の弱点が影響しているため
福建号空母の就役式は、軍高官の欠席や規模縮小、報道の遅延が重なり、習近平の軍権が動揺している現状が浮き彫りとなった。
トランプ大統領は中央アジア5カ国首脳をホワイトハウスに招き、経済協力強化を表明。中共の影響力が低下した。
トランプ大統領と習近平党首が会談し、中国はレアアース輸出規制の1年延期に同意。米日豪主導で供給網自立化が加速する中、中共の独占は揺らぎ始めている。
中国共産党四中全会後、習近平政権を巡る三つの解釈が示された。軍・党・政府の権力闘争や内部均衡、外交・経済への影響を検証する。信頼できる説はどれか。