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背中で整う免疫力

中医師が語る 背中とお茶で整える「免疫力」

季節の変わり目には、インフルエンザウイルスなどの病原体が活発になり、免疫力はこれに対抗するための重要な防衛線となります。強い免疫システムは、感染のリスクを減らすだけでなく、重症化を抑えることもできます。アメリカ在住の中医師であり、宮廷御医の第二世代を継ぐジェシー・ホアン氏が、新唐人テレビの健康番組『健康1+1』に出演し、簡単にできるマッサージ法とお茶の活用によって、身体の免疫機能を強化する方法について解説しています。これにより、体をより強固な「防御ネット」で守ることができると語っています。

ホアン氏によれば、中医学では体内のバランスを重視し、気血の循環を整え、内臓の機能を調節することで、自然な防御力、すなわち免疫力を高めると考えられています。中医学では、経絡は人体のエネルギーが流れる通路であり、気と血を全身に運ぶ役割を果たします。気は生命を支えるエネルギー、血は体内の栄養源とされ、このバランスが崩れたり不足すると病気が起こるとされています。

中医学では、「陽気」は体の生命力の象徴とされ、「陽気が虚すれば百病が生じる」と言われます。陽気が不足すると、風邪をひきやすくなったり、倦怠感、体力低下、免疫力の低下といった症状が出やすくなります。

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