家の中にほこりが積もると見た目が悪くなるだけでなく、喘息やアレルギーを持つ人の症状を悪化させる可能性もあります。清潔の面でも健康の面でも良くありません。外の空気が悪く、室内にほこりが溜まりやすい環境に住んでいる場合、ほこりが溜まらない家を作るためにはどうすればよいのでしょうか?
生活情報サイト「Lifehacker」の報道によると、見た目の清潔さと健康への悪影響を最小限に抑えるためには、ほこりの予防と定期的な環境のメンテナンスが不可欠です。以下に5つの方法をご紹介します。
1. 掃除機で床を定期的に徹底的に掃除する
数日おきに床を掃除機で掃除することで、家全体のほこりを減らすことができます。また、ペットの毛やほこりが溜まりやすい家具(表面が堅いものも柔らかいものも含む)、カーテン、ブラインドにも掃除機をかけるべきです。
2. 窓を開けっぱなしにしない
外の空気が悪い場合、例えば山火事の季節や大気汚染が深刻な日には、窓を閉めておくことが特に重要です。窓を閉めることで、ほこりや花粉、その他の微粒子が家の中に入り込むのを最大限に防ぐことができます。
3. 空気清浄機を使う
空気清浄機は空気を吸い込み、ほこりや花粉などの微粒子をろ過し、きれいな空気を送り出します。家の中のほこりを減らすために空気清浄機を使用することは非常に効果的です。喘息やアレルギーの症状緩和にも役立ちます。
購入の際は、HEPAフィルター、プレフィルター、そして臭いやガスを除去する活性炭フィルターが備わっている空気清浄機がおすすめです。
4. エアコンのフィルターや換気口を定期的に掃除する
室内のほこりを減らすために有効な方法の一つは、ほこりが家の中に入り込んだり、移動したりする原因となる設備に注意を払うことです。たとえば、エアコンシステムがその代表例です。
エアコンのフィルターは、最低でも3カ月ごとに交換するべきです。もしペットを飼っている場合や、乾燥してほこりの多い地域、あるいは山火事の煙の影響を受けやすい地域に住んでいる場合は、1〜2カ月ごとの交換をおすすめします。これにより冷暖房の効率が向上し、空気中の微粒子のろ過効果も高まります。
また、フィルターのMERV評価値を確認してください。MERV値が高いほどフィルターの性能は高く、低いほど性能が低くなります。
さらに、空気が出入りするファン、換気口、フィルター(乾燥機の換気口、浴室の排気ファン、エアコンの換気口など)も定期的に清掃し、メンテナンスを行いましょう。
5. 玄関で靴を脱ぐ
玄関に靴箱やシューズラックを設置することで、泥やほこりが家の中に持ち込まれるのを防ぐことができます。もし屋根付きの安全な場所があるなら、靴を外に置いておくのも良いでしょう。
米ジョージ・ワシントン大学(George Washington University)の研究によると、日常用品にはさまざまな有害化学物質が含まれており、それらが日々空気中に放出され、ほこりと共に家具や床に降下して蓄積されることが明らかになっています。家の中を清潔に保たなければ、ほこりに含まれる発がん性物質が健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
そのため、ほこりが健康に与える脅威は軽視できません。家のほこりは定期的に掃除し、溜まらせないことが大切です。
(翻訳編集 正道 勇)
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