液体石けんで手を洗うのが好きで、シャワーではボディウォッシュを使うという方にとって、固形石けんは少し古く感じられるかもしれません。ですが、昔ながらの固形石けんは、アクティブな家庭でもまだまだ役立つ場面があるのです!
どんな香りのものでも、さらには旅行先のホテルから持ち帰った小さな石けんでも、家の中でちょっと面白い使い方ができます。また、固形石けんを使って液体石けんを作ることもできるのです。
引き出し、クローゼット、スーツケース、車内をフレッシュに保つ
以下の方法で石けんを使う前に、まずは香り付きの石けんを包装を外して引き出しやクローゼット、スーツケース、車の中に入れておきましょう。これだけで、空間をさわやかな香りに保つことができます。
石けんを布やメッシュバッグ、タオルなどで包んで隅や座席の下に置くと効果的です。臭いのこもった靴やブーツの中にもおすすめです。
釘穴を隠す
壁に飾っていた写真を外した後、小さな釘穴が気になることがありますよね。そんなときは、壁と同じ色の石けんを選び、その穴に石けんをこすりつけて埋めましょう。塗装するまでの一時的な補修としてぴったりです。
ペンキの飛び散り防止
窓枠や鏡のそばをペンキで塗るとき、ガラスの縁に石けんを少しこすりつけておきます。もしペンキがガラスに飛んでも、湿らせた布で拭くだけできれいに取れます。石けんを塗っておくことで、テープを使うよりも早く、乾くのを待たずに作業できます。
鍵穴の動きをスムーズにする
ドアの鍵が固くなったときは、乾いた石けんを鍵の表面にこすりつけて潤滑剤代わりにします。そのあと鍵を差し込んで数回回すと、動きがずっと軽くなります。
鏡や眼鏡のくもり防止
熱いシャワーの後のくもった鏡が嫌いな人には、石けんが役立ちます。鏡が完全に乾いた状態で、石けんを軽くこすりつけ、乾いた布で拭き取ってツヤを出します。水は使わないでください。次にシャワーを浴びるとき、もう鏡はくもりません。この方法は眼鏡やサングラスにも効果的です。
きしみ音を直す
ドアの蝶番や床がきしむ場合、乾いた石けんをその部分にこすりつけます。音が消えるまで試してみてください。
引き出しやスライドドアの動きを良くする
引き出しやスライドドアの開け閉めがスムーズでないときは、石けんを引き出しの縁やレール部分にこすりつけると滑りが良くなります。
洗濯シミを落とす
シミ抜き用の固形洗濯石けんもありますが、ほとんどの固形石けんで油や泥のシミを落とせます。このときは保湿剤やコンディショナーが入っていない石けんを選びましょう。石けんの角を少し濡らしてシミにこすりつけ、よく染み込ませた後、通常通り洗濯します。
爪の汚れ防止
庭仕事や車のオイル交換の前に、爪を石けんに押し当てて少し掘り込みます。これで爪の下に汚れや油が入り込むのを防げます。
庭の害獣よけ
アイリッシュスプリング(Irish Spring)の固形石けんを木の枝に吊るしたり、砕いて地面にまいたりすると、シカやウサギが寄りつかなくなります。強い香りを嫌って逃げていくのです。古いストッキングやメッシュバッグを使うと吊るしやすいです。
ファスナーの滑りを良くする
ファスナーが引っかかるときは、乾いた石けんを歯(ファスナー部分)に軽くこすりつけます。これだけでスムーズに動くようになります。
お裁縫を簡単に
石けんの端で裾上げや縫い線の印をつけることができます。また、きれいな布で石けんを包み、まち針で留めるとピンクッション(針刺し)にもなります。こうして保存すると、針がどんな布にもスッと通ります。
液体石けんを作る
自分で液体石けんを作れば節約にもなります。チーズおろし器で 約113g の固形石けんを削り、約 950ml の沸騰したお湯に入れて溶かします。完全に冷ましてからディスペンサーに注ぎ、使用前によく振ってください。
自家製洗濯用洗剤を作る
自家製の洗濯洗剤(EverydayCheapskate.com/detergent)には、固形石けんが欠かせない材料のひとつです。さらに、スーパー洗濯ソーダとホウ砂も必要になります。自家製洗濯洗剤は泡立ちはしませんが、驚くほどきれいに洗えるため、HE(高効率)洗濯機でも安心して使うことができます。
(翻訳編集 井田千景)
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