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夏の冷えと湿気を追い出す「寒湿体質」養生法

「汗をかいているのに冷える」「あっさりしたものを食べているのにむくむ」――寒湿体質に要注意!

日本の梅雨や蒸し暑い夏の日、たくさん汗をかいているのに手足が冷たかったり、食後すぐにお腹が張ったり下痢をしたりする方が少なくありません。朝起きたときに口の中が粘つき、舌苔が厚く白く、全身がだるくてやる気が出ない──それはまさに「寒湿体質」の典型的なサインです。

中医学では、「寒」は陽気の閉塞を、「湿」は気血の流れを遅くする原因と考えられています。ちょうど雨の日に洗濯物が乾かず、床が滑りやすくなるように、体の中も巡りが悪くなってしまうのです。とくに脾の陽気が寒湿に邪魔されると、体内の「工場」が電源オフのようになり、食べたものをうまく気血や栄養に変えられず、水分や毒素の排出も滞ってしまいます。

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