「蒸し焼きの街」、「熱で割れるガラス」、「熱死する家畜」。それでも「映像」で涼しさを?
猛暑・中国の現実と幻想 地表72度超えの灼熱と「涼しさ演出」
中国全土がかつてない猛暑に見舞われている。地表温度が70度を超える地点が続出し、屋内の窓ガラスが熱で割れるなど、異常事態が相次ぐ。気温40度超えは広範囲に及び、人も動物も命の危険にさらされている。
過酷な灼熱地獄のなか、一方で街には「巨大扇風機やクーラーの映像」が流され、SNSでは「これが中国式」と皮肉が飛び交う。現実と幻想のあまりに乖離した「涼の取り方」が浮き彫りになった。
中国本土では今月、河南省や陝西省をはじめとする広い地域で地表温度が70度を突破。河南省鄭州(ていしゅう)では、路上に置かれたフライパンで生卵やエビが太陽熱だけで焼かれる様子がSNSで拡散され、「鄭州は『蒸州(読み方が近い)』になった」と話題となった。猛暑は住宅にも被害を及ぼし、鄭州の住宅では室内の窓ガラスが熱で突然ひび割れる事故も発生している。
関連記事
中国の経済学者らは、地方政府の債務問題が不動産不況以上に深刻だと警鐘を鳴らした。企業間の連鎖債務は約30兆元に上り、金融機関や不良債権処理会社にもリスクが広がっている
米軍がホルムズ海峡で新たな兵器を投入した。1回の攻撃にかかるコストは、ミサイルを発射するよりはるかに安いという。
中国は人型ロボットを次の成長戦略に据え、政府調達と補助金を大幅に拡大している。一方、現場では低い作業効率や学習データ不足、収益化の困難が残る。国家主導の量産競争は、新たな過剰生産を招くのか
失踪から30年のパンチェン・ラマや重刑に直面する黄之鋒、黎智英らを取り上げ、中国共産党による香港・チベットでの弾圧を告発。指導者を奪われ沈黙を強いられる世代の実態と、国際社会が記憶し続ける意義を問う
トランプ米大統領が、習近平を異例の歓迎。米中首脳会談では台湾、レアアース、軍備増強、イラン支援など、両国の核心問題が議題となる見込みだ。