出入口管理システムが停止し、入口ドアが終日開け放たれたままの上海市内の住宅団地。(スクリーンショット)
1700基超の住宅団地出入口管理システムが停止 背景に政府の維持管理費打ち切り

上海で団地出入口の防犯設備が集団故障 盗難被害が続発

近頃、上海市浦東新区川沙新鎮の複数の住宅団地で、合計1700基以上の住宅団地出入口管理システムが一斉に停止し、入口ドアが開け放たれたままの状態が続いている。

8月4日、万馨佳園住宅団地の約90棟のほぼ全てで出入口ドアが常時開放され、石やロープで固定された状態となった。この結果、不審者の侵入や盗難事件が相次ぎ、住民の安全不安は急速に高まった。

住民によれば、この設備はカードや暗証番号、携帯電話操作で解錠できる「スマート型」だったが、約1か月前から解錠できなくなり、外からは開けられない状態になったという。物件管理会社が確認したところ、「維持管理契約が期限切れ」と説明された。

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