4月8日、習近平は中国国防大学で行なった全軍高級幹部向け研修の開講式に出席したが、出席した上将はわずか3人だった。国防大学学長の肖天亮上将は姿を見せておらず、以前から伝えられている「肖天亮が調査を受けている」との情報を裏付けるかのような状況となった。
新華社によると、8日午前、全軍高級幹部向け研修が国防大学で始まり、中国共産党(中共)党首で中央軍事委員会主席の習近平が出席して演説した。式は中央軍事委員会副主席の張升民が主宰した。
中共中央テレビのニュース番組「新聞聯播」の映像によると、開講式の壇上に着席していたのは習近平と張升民の2人だけだった。会場前列中央に座っていた上将は、国防相の董軍と中部戦区司令官の韓勝延の2人だった。国防大学学長の肖天亮の姿は確認されなかった。
ちょうど1か月前には、国防大学の現旧学長である鄭和、許学強、肖天亮の3人の上将が、いずれも全国人民代表大会を欠席していた。
中央軍事委員会副主席の張又俠と委員の劉振立の失脚が公式発表される前日の1月23日、時事評論家の蔡慎坤氏は、張又俠ら17人の高級将官が拘束されたとの情報は極めて正確だと述べていた。拘束された人物には劉振立、肖天亮、鍾紹軍中将らが含まれ、公安部特勤局、中央警衛局、中央規律検査委員会が共同で拘束に当たったとして、重大な軍事クーデターに匹敵する事態だとしている。
また、2025年10月に開かれた四中全会でも、国防大学の前任と現任の学長である許学強と肖天亮はともに欠席していた。
その直前の2025年10月18日、蔡慎坤氏は大紀元の取材に対し、肖天亮と、装備発展部部長で前国防大学学長の許学強が失脚し、国防大学政治委員の鍾紹軍を免職したと明かした。鍾紹軍は長年にわたり習近平の軍事委員会秘書を務めた人物だ。
肖天亮は1962年生まれで、1979年に入隊した。2000年に国防大学大学院で博士号を取得し、その後も同校に残った。国防大学では、戦略研究部の副師団級幹部、軍事教研室副主任、主任、戦略教研部副部長、副主任、主任を歴任した。2014年12月に国防大学副学長に昇進し、2023年2月に学長に就任した。2008年7月に少将、2016年7月に中将、2024年3月に上将へと昇進した。
国防大学は、中共軍の高級幹部を養成する教育機関であり、「全軍最高の教育機関」だ。中央軍事委員会に直属する副戦区級の機関である。
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