画像(左)女性が自殺した成都市内の公園、(右)現場に残された遺書。(ネットより)
――最後の言葉ににじむ孤立と疲労、そして若者に広がる絶望感

「もうこれ以上走れない」25歳女性の残した遺書 中国若年層の自殺問題

9月8日夜、中国・四川省成都市の公園で、25歳の若い女性が首を吊り、自ら命を絶った。

残された手書きの遺書には、「怖がらないでください、私は自殺です。これ以上もう走れません。本当は人の少ない、木があり景色のよい場所にしたかったのだけれど、もう動けません」と綴られていた。若い命が残したこの最後の叫びは、多くの人の胸を深く締めつけている。

若者が命を絶つ背景を単に「個人の問題」に帰するのは容易である。しかし、この遺書が示すのは、声にならない疲労と孤立である。

▶ 続きを読む
関連記事
中国本土で「フレキシブル就業(柔軟就業)」に従事する人口が3億人を超えたとする報告書が公表された。中国ウォッチャーらは、中共がこうした呼称を使って実態を覆い隠し、深刻な失業問題を矮小化していると指摘する。
台湾の自由通信伝播協会は6月7日、国立台湾大学で講演会を開催し、「世界の政治・経済大変局 米中対立下でいかに対応すべきか」をテーマに、学者や専門家が国際情勢について分析を行った
蔡奇が中央党校長に就任した。中央党校長は党内統制や指導部の危機認識を映す重要ポストとされる。党中央弁公庁主任も兼ねる蔡奇への権限集中は、習近平体制の今後を考える上で注目される動きとなる。
自由と民主化を求めた学生や市民に軍が発砲し、戦車が市民をひき殺した天安門事件から37年。世界が追悼を続ける一方、中国はいまも真相を隠し続けている。なぜこの歴史は今なお封印されているのか
習近平は6月8日、北朝鮮を訪問した。中国共産党政権は今回の訪問を通じて中朝同盟関係の強化を図る考えだが、北朝鮮は従来から中共に対して強い警戒感を抱いているという