繰り返される隠蔽とごまかし、消費者は自ら身を守るしかない
またも「有害ナプキン」 中国で繰り返される消費者軽視の現実
中国の生理用ナプキンから、発がん性の可能性がある化学物質・チオ尿素が検出されたと中国メディア「新京報」が報じ、波紋を広げている。
報道によれば、消費者団体が市販の生理用ナプキンを検査機関に依頼したところ、著名ブランドの複数のサンプルから規定を大きく超えるチオ尿素が検出された。しかも「より安全で高品質」と宣伝されていた製品の一部からも、極めて高い濃度が確認されている。
チオ尿素は、国際がん研究機関(IARC)により「発がん性の可能性あり(グループ3)」に分類されている。長期間さらされると、甲状腺機能の低下や生殖機能の障害、肝臓への毒性など、人体に幅広い悪影響を及ぼす可能性がある。
関連記事
黒タク急増で10時間走っても赤字? 中国・東北でタクシーが一斉スト。追い詰められた運転手たちの町で何が起きているのか
冬に入って以降、中国の多くの地域で呼吸器系疾患が流行のピークを迎えつつあり、少なくとも17の省でインフルエンザが流行している。北京では他地域に先駆けて流行がピークに達し、インフルエンザの陽性率は45%近くに上っている
日本維新の会の石平参院議員は4日、自民党の麻生太郎副総裁が「(高市首相は)中国からいろいろ言われているが、言われるぐらいでちょうどいい」と発言したことについて、「むしろ、中国から文句の一つも言われない日本の指導者の方が要注意であろう」と同意した
湖南省の湘雅二病院で新生児が2度の開胸手術後に死亡した。遺族は医療ミスを疑い、病院側は死亡原因も監視映像も示していないという。ECMOや呼吸器の取り外しも同意なしとされ、危篤時も父親は面会できなかった
中国SNS「ウェイボー(微博)」で異例の凍結ラッシュ。「于朦朧事件」に触れた人は次々と凍結され、利用者の怒りが高まっている。