医療用大麻の効果「科学的根拠は乏しい」 120超の研究を総合分析
120件を超える研究を対象とした新たなレビュー(過去の研究を総合的に分析した論文)により、不眠症を含むさまざまな疾患に対して、医療用大麻の使用を支持する確かな証拠はほとんどないことが結論づけられた。
アメリカ食品医薬品局(FDA)は、大麻から抽出される化学成分であるカンナビノイドについて、抗がん剤治療に伴って起こる吐き気や嘔吐、てんかん発作など、限られた症状に対して承認している。一方で、食欲不振や不眠症、慢性的な痛みなどの症状を抱える患者の中には、FDAの承認対象外で医師から処方されたり、州法で認められた制度を通じて入手したりした医療用大麻やカンナビノイドを使用している人も少なくない。
しかし、2010年1月から9月までに公表された関連研究を精査した結果、多くの疾患について、医療用大麻の有効性を裏付ける「十分な科学的根拠は確認できなかった」と、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)などの研究者らは結論づけた。この論文は、11月26日付で米国医師会雑誌(Journal of the American Medical Association)に掲載された。
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