キャノン中山工場の裁員補償を語った動画に表示された制限画面。 「作品は相互フォローのみに公開」とされ、理由として「ぜいたく自慢に関わる内容」と説明されている。(中国のネットより)
感謝の言葉まで「ぜいたく自慢」とされたキャノン裁員騒動

補償金に「感謝」の声 キヤノン工場閉鎖が浮き彫りにした日中企業の待遇差

「ありがとう、キャノン」。

そう書き添えられた動画が、ほどなく中国のネット上から姿を消した。

中国にある日系企業・キヤノンの工場閉鎖をめぐり、解雇された従業員が受け取った補償金を紹介する動画が相次いで投稿された。いずれの動画にも共通して添えられていたのは、「感謝」という言葉だった。

広東省中山市に所在するキヤノン(中山)オフィス機器有限会社は11月21日、レーザープリンター市場の縮小を理由に、生産および事業活動の終了を決定した。提示された補償案は、実際の勤務年数に基づいて支払われるもので、その水準は中国では異例といえる。生産停止に伴い人員整理は行われたものの、従業員からは「最大限の誠意を感じた」「感謝しかない」といった声が相次いで寄せられた。

▶ 続きを読む
関連記事
高市首相の改憲意向に対し、中国が「ポツダム宣言」等を盾に牽制を強めている。専門家は、これが日本の主権を縛り沖縄の領有権を揺さぶる「法律戦・心理戦」であると分析。主権国家の正当性を示す重要性を説いている
海外で政権批判をしたら。中国国内の家族が迫害される。中共当局による海外の反体制活動家への越境弾圧は、すでに世界的な体系へと発展している。
中共公安部は「サイバー犯罪予防法」草案を公表。ネットアクセスに対する国家管理を大幅に強化。海外の情報源を遮断し、中国国外にまで執行権限を拡大する内容を盛り込んでおり強い反発を招いている。
中国で活動する歌手兼俳優の劉克清氏は、習近平に容姿が似ているため、「容姿を規定違反」とするとして動画投稿アプリで警告やアカウント停止を繰り返し受けてきた
張又侠ら中共軍上級将官2人が失脚する直前、要衝の警備ポストが補充されたことについて、アナリストは内部闘争に備えた事前準備の可能性を指摘している