陸上自衛隊研究本部が設計し、三菱重工業が製造した12式地対艦誘導弾(陸上自衛隊)

殺傷兵器輸出原則容認へ  与党提言提出 高市首相に 中国軍拡で安保転換

自民・維新が高市首相に提言提出。防衛装備三原則見直しで殺傷兵器輸出を原則容認。中国国防費43兆円超の軍拡、防衛産業疲弊が背景。平和国家の岐路に。

自民党と日本維新の会は3月6日、防衛装備移転三原則の運用指針改定に向けた与党提言を高市早苗首相に提出した。 提言は、これまで事実上認められてこなかった「殺傷能力のある武器」の輸出を原則容認する内容で、戦後日本の安全保障政策の大きな転換となる。

提言では、救難や輸送、警戒、監視、掃海など非戦闘目的の装備に限って輸出を認めてきた「5類型」の枠を外し、戦闘機や護衛艦など殺傷能力を持つ完成品も輸出対象に含めることを盛り込んだ。 輸出先は日本と安全保障協定などを結ぶ同盟国・同志国に限定し、無制限な拡大ではないと説明している。

▶ 続きを読む
関連記事
かつてなく悪化する安全保障環境や未知の脅威に対し、日本はどう生き残るのか。高市総理主導の「総合的な国力から安全保障を考える有識者会議」の内容を紐解き、国力を結集した新たな防衛戦略と解決策に迫る
日本は殺傷性武器の輸出禁止を廃止すると発表した。専門家は、これは日本の国防政策の転換を示すものであり、インド太平洋地域全体の防衛能力に影響を与え、中共に対する抑止力を強化することになると指摘している。
日本政府は「防衛装備移転三原則」を正式に改定し、数十年にわたる殺傷性武器の輸出禁止令を廃止、防衛協定を締結した17か国への完成品武器の販売を解禁した。
4月22日の衆院連合審査会で参政党の川裕一郎議員が、自衛隊の指揮通信やクラウドなど安保システムの海外依存に懸念を示し、日本の「情報主権は確立されているのか」と疑問を呈した。小泉防衛相は、国産技術強化の必要性を認めた
政府は4月21日午前の閣議と国家安全保障会議(NSC)で、防衛装備移転三原則と運用指針を改定。これまで厳しく制限してきた殺傷能力を有する装備品についても、一定の条件下で輸出を可能とする方向へと大きく舵を切る