中共軍の戦闘力に不可逆的な後退? 張又俠事件の政治的連座で実戦派の将官が大量排除
張又俠の失脚がもたらした余震が、中国共産党軍の構造を変えつつある。上層部の機構には軍事的原則に反する「素人が専門家を指導する」現象が出現している。内部情報によれば、粛清は既に数百人の中堅・上級将校に及び、部隊の専門的戦闘力を深刻に損なっている。
実戦派の将官が大量に排除され、代わりに政治的忠誠審査が幅を利かせている現状は、中国共産党(中共)の軍建設路線における重大な転換を反映している。すなわち、作戦の専門性が政治統制の論理に道を譲ることを強いられているのである。
1月24日、中共当局は中央軍事委員会副主席の張又俠および委員の劉振立に対する立件審査を公表した。これに先立ち、もう一人の副主席である何衛東は長期にわたり消息を絶っていた。軍事委の中枢が短期間でほぼ「真空状態」に陥り、中国共産党軍の指揮系統の断絶と体制転換をめぐり、外部から強い疑念が寄せられている。
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