学而篇(一)
論語の真義 刻まれた徳育の根幹
【はじめに】
『論語』は儒教の経典の一つであり、『大学』『中庸』『孟子』と並んで「四書」と称される。この四書に『詩経』『尚書』『礼記』『易経』『春秋』の五経を合わせたものが、古代の儒生が必読とする「四書五経」である。
明らかに『論語』は四書の首位に位置しており、その重要性は言うまでもない。しかし、『論語』は孔子の弟子および再伝弟子たちによって編纂されたものであり、主に語録体や対話体を用いて孔子とその弟子たちの言行を記録したものである。そして、そこには家庭、社会、国家統治、教育などのあらゆる面において「徳を重んじ、仁義を核心とする」という孔子の思想が凝縮されている。
関連記事
京都の小道に佇む、錆びた鉄の箱と無人販売所。それは単なる集金箱ではなく、人の善意を信じる「仮定」そのもの。孔子の教えを引き合いに、当たり前すぎて気づかない日本の「信」の文化を鮮烈に描くエッセイ
なぜ知識人は過激な理想郷に魅了されるのか。人間の「善意」や「正義感」が持つ構造的な弱点を見つめ直し、情報に流されない冷徹な判断力の必要性を説く。現代のSNS社会にも通じる、足元の危機を炙り出す論考
中共は金融危機後、日本の主要企業に分散投資し産業中枢へ浸透。背後に主権ファンドや情報機関の関与が指摘され、技術獲得と影響力拡大を狙う長期戦略が浮き彫りとなる
日本の定食屋で見かける食前の「いただきます」と食後の「ごちそうさまでした」。両手を合わせる何気ない一秒の静寂に宿る感謝の心と、古代中国の精神「仁」の深いつながりを静かに見つめ直す、心温まるコラム