2026年8月27日、ネパールのヌワコット郡ビドゥル市デヴィガートで発生した鉄砲水により、家屋が泥水に浸かっている様子を上空から撮影した写真(Prabin Ranabhat/AFP via Getty Images)

ネパール大洪水の原因は気候変動ではない

論評

初期の報道とは異なり、ネパールでこれまでに1千人以上の死者を出し、依然として4千人が行方不明となっているヒマラヤ山脈の大洪水を引き起こしたのは、気候変動でも地震でもない。

オーストリア・グラーツ大学の地球科学者ヤコブ・シュタイナーは次のように説明する。「基本的には、下層の岩盤が崩壊したことで氷河舌の基部が剪断された。氷河を支えるものが何もなくなったのだ。その氷と岩塊が標高5100メートルから3千メートルへと落下し、川をせき止めた。その天然ダムが決壊すると、背後に蓄積されていた水が一気に放出され、洪水を引き起こした」

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