2026年6月10日、オーストラリア最大のコンテナ港、メルボルン港に入港する全長280メートルのコンテナ船「COSCO HONG KONG」(William WEST/AFP)

分散型情報網 企業 ドローン サイバーに広がるスパイ活動

従来の工作員による直接的なスパイ活動とは異なり、中国共産党(中共)の情報収集は、より分散し、実態を捉えにくい形へと変化している。相次いだ事例からは、中共が商業活動や民生用ハイテク機器を情報収集の手段として利用し、追跡の難しい「分散型」の情報網を広げている実態が浮かび上がる。

ロイター通信は9月1日、トランプ政権の高官2人の話として、中共国有の海運大手、中国遠洋海運集団が傘下の船舶に秘密の情報収集装置を搭載し、アメリカを含む対象国の沿岸で軍事通信などの機密情報を収集する中共の活動を支援していると報じた。

中国遠洋海運の船舶はアメリカの港に頻繁に寄港しているほか、米国内で複数のコンテナターミナル関連の合弁事業にも関与している。米国防総省は2025年、同社を中共軍と関係する企業のリストに加えた。

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