ゴールドブーム中の中国ではこの頃、黄金を買う人より、売る人のほうが多いようだ。画像は2024年2月5日、香港系の宝飾品製販大手「周大福珠宝」の北京店で黄金商品を展示する店員(JADE GAO/AFP via Getty Images)

中国が金を大量購入 人民銀行は23か月連続で金準備を積み増し

中国人民銀行(中央銀行)は、世界の中央銀行の中でも積極的に金を買い増しており、9月まで23か月連続で金準備を積み増した。連続購入は過去10年以上で最長となった。中国の金輸入も過去最高水準に達している。

中国共産党(中共)国家外貨管理局のデータによると、中国人民銀行は9月に約23トンの金を買い増した。月間購入量としては過去3年で最大となり、少なくとも2015年以降で最長の連続購入記録を更新した。

税関のデータでは、2026年1~8月の金輸入額は過去最高の1588億ドルに達し、輸入量は1千トンを超えた。すでに2025年通年の輸入額965億ドル、輸入量886トンを上回っている。

▶ 続きを読む
関連記事
IMFは中国の経済成長率見通しを下方修正した。不動産市場の低迷や消費・民間投資の弱さが続く一方、中国経済は輸出への依存を強めている。EUとの貿易摩擦や「中所得国の罠」など今後のリスクを読み解く
中共の政府債務負担が急増している。2026年の中央・地方政府の利払い費は1.4兆元に達する見通しで、財政余力や新たな景気刺激策を打ち出す余地を圧迫している
中国の2026年9月の乗用車小売台数は前年同月比28%減となる一方、輸出は73.7%増えた。エンジン車の販売低迷が続くなか、EUは中国製ハイブリッド車の輸入規制を検討。中国も新エネルギー車の輸出時に適用する付加価値税(増値税)の還付率を引き下げる
2026年9月の中国の乗用車小売販売は前年同月比24%減の170万2千台となった。新エネルギー車も12%減少。価格競争の激化や販売店の収益悪化など、中国自動車市場が直面する現状をまとめる