広州市近郊の農民、政府の不当決定に断食抗議

2005年09月04日 19時35分
 【大紀元日本9月4日】中国南部の広州市近郊の太石村村民は、土地を巡るトラブルで、村の幹部と激しく対立し、8月31日上級機関の前で断食抗議を始めた。

 事件の発端は、村の幹部が無断で村の土地を売却し、さらにその売却金が行方不明になったことから始まった。村民らが「中華人民共和国村民組織法」に従い、村幹部の免職動議を上級政府民政局に提出したところ、8月29日に同局に却下された。この決定を受け、村民約100人規模で8月31日から同局の前に座り込み、政府の不当な決定に断食をもって抗議した。

 村民の話によると、書類提出後1ヶ月以内に何度も民政局へ事情説明に行ったが、すべて拒否され、回答期限の最終日に却下という正式な返答が出されたという。村民側の弁護士は、行政復議または同民政局の不当行為を起訴するなど法的措置を取ることを提案したが、手続きだけでも数ヶ月かかり、村民らは、この提案を受け入れなかったという。

 抗議の初日の10時30分頃、約100名の警察が座り込みをしている村民らを取り囲み、横断幕を奪ったほか、リーダーの二人を連行した。30分後、警察は再度突入し、もう一人を連行した。警察の行為に対し暴力で抵抗した村民は1人もいなかったという。

 また、村民は断食と同時に「断食声明」を発表し、民政局の「中華人民共和国村民組織法」を踏みにじる行為を強く抗議した。また、民政局が不法な行為を正し、免職動議に対する正しい返答を要求し、一日も早く免職投票できることを求めた。

(記者・高凌)
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