神韻台湾公演、大盛況のうちに終了

【大紀元日本3月26日】米国ニューヨークを拠点に活躍する神韻国際芸術団の台湾公演は、2月20日から3月25日の34日間で、7都市で計39公演が行われ、連日満席の大盛況のうちに幕を閉じた。

同芸術団の台湾公演は当初、台南、台北、台中、嘉義、高雄、新竹の6都市の予定であったが、各都市での公演が連日大盛況で、台湾社会に大きな反響を巻き起こしたことから、急遽、24日と25日の2日間、台湾中西部の彰化県員林で追加公演が行われた。20日夜からネットで売り出されたチケットはわずか4日間で完売したという。

公演の成功を祈念して、彰化県知事・卓伯源氏から贈られた花籠(撮影=蘇玉芬/大紀元)

世界的な経済不況で、著名な公演が中止されたり、観客の入りが芳しくないと言われる中、神韻公演はどうしてこれほどに人々を引き付けるのか。台湾公演では高速鉄道で台湾を南北に「追っかけ」るファンが多数現れ、友人からの口コミで鑑賞に訪れたという人が少なくなかったという。チケットは他の公演と比べて、必ずしも安くない。にもかかわらず、「もう一度観たい」「ぜひ友人に観せてあげたい」と思うのは、心の奥底から感動したからに他ならない。

では、神韻公演はなぜそれほどに感動を与えるのか。答えは観客の感想にある。

前国策顧問で『南方快報』コラムニストの周平徳氏「中華文化の最高峰である唐朝文化を再現し、それに現代の科学技術を組み合わせており、本当に壮観で感動的だ。力強く、美しく、形容しがたいほどにすばらしい。『神韻』の名にふさわしく、正に神を思わせる舞台だ。天人合一の舞台に、見事な音楽、バックスクリーン、衣装が組み合わされており、大したものだ。」(高雄公演)

前国策顧問で『南方快報』コラムニストの周平徳氏(撮影=宋恒興/大紀元)

高雄県政府新聞処処長・林天従氏「去年初めて見たとき、心の奥底に響くものを感じたが、今年は魂がさらに打ち震えた。博大で奥深い中華5千年の文化が、舞台という形を借りて上手く表現されており、観る人を夢幻の仙境に連れて行ってくれる。心全体がきれいに洗われたような気がする。」(高雄公演)

保険会社社長で、台湾芸術大学同窓会会長の黄章達氏「科学技術の発展によって、私たちは忙しさに追われ、名利を追い求めるようになり、最も原始的な美と希望を失ってしまった。神韻は現代社会が最も必要としながらも日々失いつつあるすばらしい道徳と良知を、芸術の手法を借りて伝え、私たちの魂にエネルギーを与えてくれる。」(高雄公演)

保険会社社長で台湾芸術大学同窓会会長の黄章達氏(左から2人目)と友人(撮影=李曜宇/大紀元)

かつて中国の人民代表大会代表に選ばれたことがあり、10年前に大陸から嫁いで来た除さんは、法輪功迫害の真相を伝える『迫害の中、毅然と神の路を歩む』を観て、しきりに涙がこぼれたという。「大陸の13億人に必要なのは、正にこの真相だ。中共の統治下で、大陸の人々は善悪の判断ができなくなった。この舞台にあるように、善悪には報いがある。神韻なら大陸の人々を救うことができる。金融恐慌で人々が不安に駆られている今、神韻公演は世界の全ての人々を救うことができる。」(員林公演)

(記者・瀬戸)