ベトナム:中国製の有毒牛乳18トン発見、市民に警戒呼びかけ

【大紀元日本9月26日】中国大陸で起きている有毒粉ミルク事件の影響が、ベトナムに飛び火した。ベトナム当局は23日、ホーチミン市内で発見された中国製牛乳18トンにメラミンが含まれていたことを発表した。中国製牛乳を常用していたベトナム市民の間で不安が広がっている。

ベトナム衛生省は、中国内モンゴル自治区伊利工業グループで製造された牛乳18トンを検査したところ、メラミンが検出されたと報告した。同メーカーの牛乳は2007年5月にベトナムへ輸入され、そのうちの1トンはすでに消費者へ販売されていた。メラミンが検出された後、ホーチミン市にある同社乳製品の輸入代行業者が、残りの有毒牛乳の回収にあたっている。

ベトナム政府は乳製品が汚染されている中国大陸の22メーカーのリストを公表し、疑いのある乳製品を購買しないよう市民に呼びかけている。

(翻訳・坂本)