ヘッドフォンを3年間付け続け、16歳少女聴力急低下

【大紀元日本8月23日】台湾台中市のある16歳の少女は、聴力が60歳の老人レベルに低下した。彼女は学校での授業以外、夜寝るときも、終始携帯型音楽プレーヤーをつけていたという。専門家によると、このような場合は治療しても聴力の回復は非常に難しいという。

承輝耳鼻咽喉科クリニックの田輝績医師の話によると、この少女は耳鳴りに悩まされ、音がはっきりと聞こえないと訴えたため、同クリニックで検査を受けた。その結果、少女は典型的な慢性騒音性難聴であり、その聴力は60歳程度のレベルであることが分かったという。少女の母親は、彼女が中学一年のときにプレゼントとしてMP3プレーヤーを少女に与えていた。少女は学校の授業を受ける時以外、ほぼずっとヘッドフォンを付けたままだったという。

アメリカ医療関係機関が制定した聴力障害許容範囲は、年齢が1年増えるごとに、プラス1デシベル低下する。例えば70歳の人の場合、70デシベルの音が聞こえれば、正常である。聴力を著しく低下させたこの少女は、音声ボリュームを60デシベルに上げないと、はっきり聞こえなくなってしまった。その聴力は既に60歳の老人レベルである。

強い騒音の中に長時間いると、人間の内耳の感覚細胞が激しく害される。近年では、ますます多くの青少年が騒音性難聴にかかるようになったと言われている。MP3、iPod、テレビゲームだけではなく、音声ボリュームが非常に大きいダンスクラブ、バーなども原因となる。また、強い騒音がある環境で長時間にわたり仕事を行うのも騒音性難聴を引き起こす。

田医師は、「1日10時間以上ヘッドフォンを付け続けると、内耳の感覚毛細胞が損傷を受ける確率が高くなる。もし、1メートルの範囲内で相手の声が聞こえないならば、それはその環境内の音声ボリュームが80デシベルを超えているということを意味している。このような環境は内耳の感覚細胞を激しく損傷する」と話した。