中国当局、米政府筋のパソコン情報の窃取を否認

【大紀元日本6月10日】中国当局の報道官は、米国政府関係者のノートパソコンのデータを複製窃取したとの指摘について、事実を否認し、関連の報道は事実無根と反論した。

カルロス・グティエレス商務長官が去年12月に中国訪問の期間中に、同行の米政府関係者が所持するノートパソコンの情報が中国当局に複製・窃取されたかどうかについて、米国政府が調査を行っていると、AP通信は6月初めに長編にて報道した。

AP通信の報道は匿名の米国政府の幹部の話を引用、窃取された情報で米商務省のコンピュータシステムに侵入を試みる何者かがいる、などと伝えた。

中国外交部の秦剛・報道官は6月6日、今月の中米戦略経済対話の開催を説明する記者会見で、この指摘に反応を示し、「事実無根であり、非常に無責任」と否認、中国当局はサイト侵入のハッカー行為を含め、ネット犯罪に反対していると述べた。

近年、米国や、英国、ドイツの政府筋が自国政府と軍のコンピュータシステムは中国からの攻撃・侵入に遭っている、と表明していたが、中国当局は繰り返し関与を否認している。

 (翻訳・叶子)
関連記事
経済衰退が続くなか、中国のカバン業界に寒風が吹き荒れ、カバンの加工工場の閉鎖が相次いでいる。
このほど、搭乗者3人全員死亡した先月起きたファーウェイのEV車の欠陥疑惑を提起した遺族が「口封じ」され、同事故に疑問を呈した中国メディア「21世紀経済報道」による記事までもが封殺に遭っていることがわかった。
    中国の各地でこのごろ、異常気象が相次いでいる。 南部の広東省や広西省ではこぶしより […]
中国のウイルス学者、氏が、最初に新型コロナウイルスのゲノム配列を公表した功績で、2020年に科学誌「ネイチャー」から世界で最も影響力のある10人の科学者の一人に選出された。しかし最近、彼と彼の研究チームは、中共の当局者によって研究室を追われ、2日間研究所の外での野宿を強いられる事態になり、広く注目を浴びている。
米国とフィリピンが、南シナ海で初めて肩を並べて行った共同軍事演習の最中、4月30日に中共の海警船が、同海域でフィリピンの船舶に再度危険な干渉を行(おこな)った。中共は以前から、南シナ海でフィリピンの船舶に対して干渉を繰り返し、国際社会から批判を受けている。