中国北部で砂嵐 北京市、建物倒壊で死者2人

【大紀元日本4月20日】中国北部各地で16日から17日にかけて砂嵐が発生した。砂埃を巻き上げた嵐が都市を襲い、視界がほぼゼロになり、交通事故が続発した。北京市内では、建築現場の外壁が砂嵐の影響で崩れ10人が下敷きになり、うち2人が死亡した。

中国国内のメディア報道によると、今年3度目の砂嵐に見舞われた北京では、多くの場所で強風のために街路樹が根こそぎ抜け、車などに被害が出ている。

一方、フフホト、石家荘などの多くの地区でも16日に強い砂嵐が発生した。甘粛、陜西、山西、河北、北京等の一部の地区では、今後、砂ぼこりの多い日が数カ月続く可能性があるという。

 

根こそぎ抜けて倒れた街路樹(Stringer: ChinaFotoPress / 2011 Getty Images)

 

 

 

倒れた街路樹を片づける人々(Stringer: ChinaFotoPress / 2011 Getty Images)

 

 

 

 

石家荘では砂嵐に見舞われ、マスクなしでは外出できなくなった(ネット写真)

 

 

 

 

砂嵐に見舞われたフフホト市(ネット写真)

 

(翻訳編集・余靜)

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