重金属汚染、全国10%の耕地に=中国環境保護部専門家

【大紀元日本11月10日】中国国家環境保護部の専門家はこのほど、基準を上回る鉛や亜鉛に汚染された耕地は、全国の10%に上ることを明らかにした。南方都市報が7日に報じた。

広州市で開かれた会合に出席した同部専門家の発表によるもので、今年前半に行われた全国土壌汚染調査から、全国の10%の耕地が重金属に汚染されているという結果がでた。

中国での現在の耕地面積は、122万平方キロメートルにわたる。

長期的に重金属を摂取すると、神経系や生殖系、腎臓に悪影響を及ぼす可能性がある。特に子供が影響されやすい。

今年1~8月の期間、11件の重金属汚染事件が起きており、そのうちの9件は鉛による汚染だという。

また、26%の環境保護重点都市および17%の地級市での大気レベルが、国家2級基準を満たしていないと指摘している。

 (翻訳編集・高遠)
関連記事
2023年12月、四川省にある大学「四川科技職業学院」のキャンパス内で営業する個人経営のスナック菓子店が開店2日で大学側によって閉鎖に追い込まれていたことがわかった。
  バイデン米大統領がTikTokに対する新法案に署名し、売却または禁止の選択を迫る中、TikTok […]
激安商品で海外で急成長しているTemuなど中国発のECサイトが販売する安価な中国製品に「警戒すべき」だ。
  オランダの総合情報保安局(AIVD)は、中国共産党によるスパイ活動が、オランダおよび国際社会の安 […]
1日未明、中国広東省にある「梅龍高速道路」で路面が陥没し、車両18台が陥没に飲み込まれ、19人が死亡、30人が […]