米人身売買報告書、中国は北朝鮮と同じ最低ランク
米国は、中国を北朝鮮と同じ「人身売買最悪国」に指定した。米国務省は6月27日(現地時間)、人身売買に関する年次報告書を発表し、4段階評価で、中国を北朝鮮の同じ最低ランクに格下げした。最低ランクに位置づけられる国は、人身売買防止のための最低基準にも満たしていないことを意味する。
米国は報告書のなかで、中国は女性や子どもの強制労働と売春、人身売買があると指摘。ほかにも、中国当局は北朝鮮から逃げてきた難民を相次いで強制送還させ、結果、これらの人々が深刻な強制労働や処刑されたことを挙げた。
ティラーソン米国務長官は発表に合わせた演説で「(中国を格下げしたのは)北朝鮮人の強制労働など人身売買をやめようという真剣な取り組みを行っていないからだ」と述べた。
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