ドイツ外相、中国に軍縮求める方針 訪中時に協議へ=独紙

[ベルリン 7日 ロイター] – ドイツのマース外相は、近く予定する訪中時に中国に軍縮を求めるとの考えを示した。

外相は独紙ウェルトに対し、ドイツは米国とロシアに1987年の中距離核戦力(INF)廃棄条約を守るよう引き続き求めていくと述べた上で、将来の合意には中国が参加することが理にかなっているとの見方を示した。

トランプ米大統領は10月20日、ロシアが条約に違反しているとしてINF廃棄条約から離脱すると表明。条約を締結していない中国が新型兵器を開発していることへの懸念も示した。

マース外相は新型兵器や中国を含めた軍縮の枠組みを構築することが不可欠だとし、「宇宙兵器や自動兵器は近いうちにもはやSFではなく実現可能なものになる。新型兵器の技術発展に後れを取らないルールが必要だ」と述べた。

訪中の詳細には触れなかったが、「今後数日に行う」中国当局者との協議で「透明性の向上や軍縮を求める」との考えを示した。

ドイツは米国や他の北大西洋条約機構(NATO)加盟国とINF廃棄条約について緊密な協議を継続しており、新たな軍拡競争の回避を目指すとも述べた。

NATO外相は12月にこの問題を協議する見通し。

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