イラン レバノン停戦も主張 米側「約束していない」

2026/04/10
更新: 2026/04/10

アメリカとイランの停戦協議で重要な役割を担うガリバフ国会議長はこのほど、SNSに投稿し、停戦発効後もイスラエルがヒズボラへの攻撃を続けていると批判した。

イランのアラグチ外相も、レバノンでの戦闘終結は本来、停戦合意の一部だったと強調した。アラグチ氏はXに「世界はレバノンでの虐殺を目の当たりにしている。ボールは今や米国側にある。米国が約束を果たすのか、世界が見ている」と投稿した。

一方、イスラエルのネタニヤフ首相とトランプ米大統領は、ともに今回の停戦にレバノンは含まれていないと強調している。

これに対し、ヴァンス米副大統領はハンガリーを離れる前、記者団に対し、米国は「そのような約束は一切していない」と述べ、停戦合意にレバノンは含まれていないとの認識を示した。そのうえで、イラン側の受け止めは一種の「誤解」だとの見方を示した。

ヴァンス氏は副大統領専用機エアフォース・ツーの機内でさらに、「これは、ある意味では理解できる誤解だと思う。イラン側は停戦にレバノンも含まれると考えたのかもしれないが、そうではない。われわれはそのような約束をしたことは一度もなく、そうなると示唆したこともない。われわれが述べてきたのは、停戦は主としてイラン、そして米国の同盟国であるイスラエルや湾岸アラブ諸国に焦点を当てたものだということだ」と説明した。

さらにヴァンス氏は、レバノンが攻撃を受けていることを理由にイランが交渉決裂を選ぶのであれば、それはイラン自身の判断だと述べた。そのうえで、この問題は本来イランとは関係がなく、米国もレバノンが停戦対象に含まれるとは一度も述べていないと強調した。ヴァンス氏は、イランがそのような対応を取るのは賢明ではないが、それはイラン自身の選択だと語った。