アリババ・馬雲氏は共産党員、中国紙が報道

[上海 27日 ロイター] – 中国共産党機関紙の人民日報は26日、中国の電子商取引大手アリババ集団<BABA.N>の馬雲(ジャック・マー)会長が共産党員であると報じた。馬氏は政党に属していないと一般的に考えられていたが、そうではないことが判明した。

同紙は中国の「改革・開放」に貢献した100人のリストを公開するのにあたり、馬氏が共産党員であると紹介。いつ党員になったかは明らかにしていない。米フォーブス誌によると、馬氏の資産は358億ドルで、中国の長者番付で首位。

人民日報が公開したリストには中国のネット検索大手、百度(バイドゥ)<BIDU.O>の李彦宏(ロビン・リー)最高経営責任者(CEO)と中国インターネット大手の騰訊(テンセント)<0700.HK>の馬化騰(ポニー・マー)CEOの名前も入っているが、共産党員とは紹介されていない。

アリババの馬氏は9月に、来年会長を退任すると表明している。

同社の広報担当は馬氏の属する政党についてコメントを差し控えたが、「どの幹部についても、所属政党が事業における意思決定プロセスに影響を及ぼすことはない」と説明した。

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