米国務長官、中国が東南アジア諸国を「抑圧」 米中外相会談で

[バンコク 1日 ロイター] – ポンペオ米国務長官は1日、中国の王毅外相と今年初めてバンコクで会談した。その後、南シナ海問題やメコン川のダム建設を巡る中国による東南アジア近隣諸国への対応を「抑圧」だと非難した。

ポンペオ長官は、米中は通商面や中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)に対する米国の制裁、台湾、南シナ海の航路などの問題で敵対してる両国の関係改善を望んでいると指摘。「われわれは多くの分野で中国と協力している」とした上で、「ただ米国は中国が現在取っていない行動を求めているという非常に率直な姿勢を伝え、これらの問題について議論した」と語った。

王外相は会談後、「米中間の問題は何度も起こる可能性があるが、問題の多さにかかわらず、双方が席に着き、対面で議論することが重要だ」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
イタリア当局は、人道支援の名目で集めた寄付金の7割以上をテロ組織ハマスへ流用したとして、慈善団体関係者ら9人を逮捕。メローニ首相はテロ資金源の解体を高く評価した
大谷翔平がタイム誌の表紙を飾った。タイム誌は、大谷を「2025年を象徴する二刀流レジェンド」と位置づけ、表紙に起用した。これは、単なる一流アスリートではなく「時代の顔」として選ばれたことを意味する
台湾立法院は26日、野党・国民党および民衆党が提出した頼清徳総統に対する弾劾案について、来年5月19日に全院委員会での審査および総統本人の招致を行うと決めた。仮に頼清徳総統が弾劾された場合、日本にも大きな影響が出る可能性もある
台湾を訪問している自民党の河野太郎元外相らが26日、頼清徳総統と会談した。河野氏の訪中は11年ぶり。
トランプ米大統領は12月25日、ナイジェリア北西部で活動する過激派組織「イスラム国(ISIS)」を標的とした「強力かつ致命的な攻撃」を実施したと発表。米国防総省の報道官は本紙に対し、今回の攻撃についてナイジェリア政府の承認を得て実施されたものだと語った。