「二刀流で時代を制した」  大谷翔平『タイム』誌の表紙に

2025/12/27
更新: 2025/12/27

大谷翔平が米誌『タイム』の表紙を飾った。

2025年、大谷は投手と打者の「二刀流」で卓越した成績を残し、ワールドシリーズ連覇を達成した。その活躍に対し、トランプ大統領をはじめとする多くのアスリートやセレブリティから、称賛の声が次々と寄せられている。

『タイム』誌は、大谷を「2025年を象徴する二刀流レジェンド」と位置づけ、表紙に起用した。これは、単なる一流アスリートではなく、「時代の顔」として選ばれたことを意味する。

2025年の大谷は、ドジャースで55本塁打など球団記録級の長打力を発揮しつつ、投手としても徐々に復帰。先発ローテーションの一角を担い、「打ってはリーグ屈指、投げても一流」という評価を同一シーズンで現実のものとした。

ポストシーズンでは、ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦で3本塁打、6回無失点10奪三振という誰も見たこともないような活躍を披露。対戦相手ブリュワーズのファンを呆れさせた。

一方、2025年のワールドシリーズ(ドジャース対ブルージェイズ)では、大谷翔平は投打「二刀流」で初出場・初登板を果たしたが、敗戦投手となるなど、結果としては厳しい内容に終わった。

しかし、唯一無二の存在感でチームを鼓舞し続け、ドジャースは7戦までもつれ込む激戦を制して4勝3敗でブルージェイズを下し、25年ぶりのワールドシリーズ連覇を成し遂げた。

2025年シーズン、大谷翔平の躍動する姿は、全世界の人々を魅了し、世界中のVIPから称賛の声があがっている。

トランプ大統領の賛辞

トランプ大統領は大谷を「最高の投手であり、最高の打者」「世界に誇るアスリート」と評し、ドジャースの表彰式でも特別な贈答品を手渡すなど、異例の厚遇を示した。

大谷翔平を「世界の顔」「スポーツの常識を変えた存在」とみなす声は、野球界にとどまらず、他競技のスターたちからも相次いでいる。NFLやNBA、日本人NBA選手など、競技の垣根を越えた称賛が広がった。

スポーツ界全体からもGOAT(史上最高)の声

NFLの元スーパースター守備選手J・J・ワットは、大谷の歴史的パフォーマンスについて、「Never seen anything like Shohei(ショウヘイのような存在は見たことがない)」とSNSに投稿し、スポーツ史上でも類例のない存在だと強調した。

レイカーズに所属する日本人選手・八村塁も、ナショナル・リーグ優勝決定シリーズ第4戦での大谷の活躍を「クレイジーだった」「アメージング」と称賛した。

スポーツニュースサイト「heavy」によると、同じ日本出身のNBA選手である八村は「彼を見るシーンがとても好きだ」と語っており、大谷が単なる野球選手ではなく、日米をまたぐポップカルチャーの象徴として受け止められていることがうかがえる。

大谷翔平にとって2025年シーズンは、GOAT(Greatest Of All Time)という称号を、野球界のみならずスポーツ界全体に轟かせた一年となった。

「顔」としての象徴性を語る声

ロサンゼルスのメディアは、「ハリウッドで最も有名なチームはレイカーズだが、オオタニはレブロンを超えて、“街どころか世界で最も大きなアスリート”になりつつある」と評し、大谷が都市のブランドそのものを体現し始めていると指摘した。

NBAのレジェンド、レブロン・ジェームズも2024年に大谷が「50本塁打・50盗塁」を達成した際、「THIS GUY IS UNREAL!!!! WOWZERS.」と投稿し、5300万人を超えるフォロワーに向けて“現実離れした存在”として称賛している。


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