トランプ陣営、米CNN提訴 ロシア疑惑巡る報道で

[ニューヨーク 6日 ロイター] – トランプ米大統領の選挙陣営は6日、同陣営とロシアの関係に関するCNNテレビの報道が名誉毀損(きそん)に当たるとして、ジョージア州アトランタの連邦地裁に提訴した。

トランプ陣営は、ニューヨーク・タイムズ紙とワシントン・ポスト紙も同様に提訴している。

CNNは昨年6月、大統領選でのトランプ陣営とロシアとの関係について、元連邦選挙管理当局高官のラリー・ノーブル氏の意見を報じたが、トランプ陣営をこれを問題視している。

ノーブル氏は、2016年米大統領選へのロシアの介入疑惑を捜査したモラー元特別検察官の報告書に言及し、「トランプ陣営は、2020年に再度ロシアに支援を求めることの利益とリスクを検討し、(支援の)選択肢を残すことを決めた」と指摘している。

トランプ陣営は、2020年大統領選挙へのロシア関与について、これまでに何度も否定しているとし、そうしたことを示唆する発言もしていないと主張。ノーブル氏の主張が真実でないことをCNNは「十分に認識」していたとし、こうした報道は、トランプ陣営に対する「組織的な偏見パターン」を反映していると批判した。

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