フランス、新型コロナの死者48人に 対策強化へ

[パリ 11日 ロイター] – フランスのベラン保健相は11日、新型コロナウイルスによる死者が50%近く増え48人になったことを明らかにした。感染拡大を阻止するため対策を強化する。

同相は、警戒レベルを最高の「第3段階」に引き上げることは見送ったが、保育園と学校を15日間閉鎖する地域にコルシカ島とモンペリエ周辺の都市部を追加した。こうした措置はすでにパリの北に位置する地域やフランス北東部でも導入されている。

高齢者の感染リスクが高いことを踏まえ、今月11日から数週間、国内のすべての老人ホームへの訪問を禁止する。

同相によると、感染者は合計2281人。10日1800GMT(日本時間11日午前3時)時点から497人増えた。10日1800GMT時点の死者は33人だった。105人が重体となっている。

同相は「数百人の感染者が出ている地域もあれば、感染者が十数人の地域もある。感染は国内全体には拡大しておらず、今夜は警戒レベルを第2段階に維持する」と述べた。

フランスの当局者は警戒レベルが第3段階に引き上げられるのは時間の問題だとみている。マクロン大統領は12日1900GMT(日本時間13日午前4時)に新型コロナウイルスについてテレビ演説する。

警戒レベルが第3段階に引き上げられれば、新型コロナの感染が多くの国民の間に広がると政府が判断したことになり、追加の対策が必要になる。

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