米国務長官がアフガンを電撃訪問、和平合意巡り大統領らと会談へ

[カブール 23日 ロイター] – ポンペオ米国務長官が23日、アフガニスタンの首都カブールを予告なしに訪問した。米国とアフガニスタンの反政府武装勢力タリバンが署名した和平合意の進展に向け、ガニ大統領らと会談する見通し。

米国とタリバンは2月29日に和平合意に署名したものの、タリバン捕虜解放に関する合意部分を巡り、アフガン政府とタリバンが対立。当初の予定通りに協議が進んでいなかった。

さらに、昨年9月に実施された大統領選では、投票結果の不正操作疑惑や投票で使う生体認証システムの技術的欠陥などの問題が噴出。最終的に独立選挙委員会(IEC)が現職のガニ氏の再選を宣言したものの、対立候補だったアブドラ氏はこの結果を受け入れず、双方が就任宣誓を行うなど、政治的混迷が深まっていた。

ポンペオ長官は両氏とそれぞれ個別に会談した後、合同で会談を行う予定。

和平合意の署名以来、カブールで各方面との調整に当たっている米国務省のアフガン和平担当特別代表ザルメイ・ハリルザド氏は前週、新型ウイルスの感染拡大により事態の緊急性が高まっているとして、タリバン捕虜解放に向け迅速に行動するよう双方に要請した。

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