サウジ「ロシアと協議していない」、産油国の協調拡大も否定

[モスクワ/ドバイ/ロンドン 27日 ロイター] – サウジアラビアは27日、原油市場の均衡化に向けてロシアと協議していないと述べた。新型コロナウイルスの世界的流行やロシアとサウジの確執を受けた原油急落を受け、米国はサウジに圧力を強めている。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国・非加盟国による連合体「OPECプラス」は今月、追加減産と減産延長を巡って協議が決裂し、3年間にわたる協力体制が崩壊した。

OPEC主要国であるサウジのエネルギー省当局者は「サウジとロシアのエネルギー相の間でOPECプラス拡大に関して何も接触はなく、原油市場の均衡化させる合意に関する協議もない」と述べた。

ロシア当局者はこの日、OPECとロシアがより多くの産油国と協力できると発言。間接的に米国との協力を示唆したものとみられている。

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