米共和党議員ら、WHO資金拠出停止を支持 事務局長の辞任求める

[ワシントン 16日 ロイター] – 米下院外交委員会の17人の共和党議員は16日、トランプ大統領に書簡を送り、新型コロナウイルスへの対応を巡り世界保健機関(WHO)への資金拠出を停止するとした大統領の決定を支持するとし、拠出再開の条件としてWHOのテドロス事務局長の辞任を求めた。

トランプ氏は14日、新型コロナへのWHOの対応を巡り、検証作業を進める間、資金拠出を一時的に停止すると表明した。

共和党議員らは書簡で、テドロス事務局長に対する信頼感が失われたとし、現在の世界的なウイルス感染拡大は、WHOと中国共産党に責任があると指摘した。一方で、WHOが国際機関として担う「重要な役割」は評価した。

トランプ氏の資金拠出停止決定に対しては、各国首脳や医療専門家、民主党から批判が相次いでいる。WHOは再編が必要かもしれないが、世界が新型コロナ危機の真っただ中にある状況で、米国は資金拠出を停止すべきでないとの声が出ている。

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