【民間伝説】 崇明島の伝説

崇明島は上海の近く、長江の河口付近にある中国で三番目に大きな島である。崇明島には、色あせない美しい伝説が今も残っている。

 昔、現在の崇明島が現れる以前、ここには大きな村があった。長い歳月が流れ、繁栄と衰退を繰り返すにつれ、村人たちの心は徐々に複雑になっていった。彼らは寛容さや誠実さ、優しさといった善良な心を失い、代わりに貪欲さやずる賢さが心を占めるようになった。しかし、わずかながら自分を律する善良な人もいた。その中でも取り分け尊敬されていたのが、崇明親子である。

 家はとても貧しかったが、崇明の母親は人間として守るべき道徳心の持ち主で、他人とは言い争わず、誠実で心の優しい人物だった。母親の教えの下、崇明は誠実で高尚な青年に育ち、わずか十二、三歳にもかかわらず村人達から尊敬されていた。

▶ 続きを読む
関連記事
いお茶やコーヒーをそのまま飲む習慣に注意。非常に熱い飲み物とがんリスクとの関連を研究が示しました
唐代の奇書『酉陽雑俎』を手がかりに、未知を排除せず包容する中国文明の精神と世界の広がりを描き出す。古人の謙虚な姿勢から学ぶ
目のかすみ、ドライアイ、まぶたのけいれん。強いストレスが目に現れる仕組みと、見逃したくないサインを紹介します
AIに思考や執筆を任せることで、私たちが失っているものとは?アマゾンの6ページ文書文化に象徴される「苦労して考えるプロセス」の重要性を紐解き、AI依存が招く思考の均質化や認知的オフローディングの罠、そして主体性の喪失に鋭く迫る必読論考。
近年は現代医学でも、腸内環境と皮膚の健康をつなぐ「腸皮膚軸」に注目が集まっています。シミを表面だけでなく、内側から見直す視点を紹介します