豪国防相、国内のサイバー攻撃が増加と指摘

[シドニー 4日 ロイター] – オーストラリアのレイノルズ国防相は4日、同国に対するサイバー攻撃の頻度がここ数カ月の間に高まったと述べた。同日に公表したサイバーセキュリティーの脅威に関する初の報告書では、1日で4500回のハッキング未遂があった事例が示された。

豪政府は6月、サイバー対策を強化する方針を表明。モリソン首相はその際、同国の政府や政治団体、重要なサービスの提供者、基幹インフラの運営者に対し、「国家を基盤とする」高度なサイバー攻撃が何カ月にもわたって企てられてきたと語った。

関係筋によると、政府は中国が攻撃元だと考えている。中国は疑惑を否定している。

レイノルズ氏は記者団に「脅威は弱まるどころか、強まっている」と強調した。

報告書によると、当局は6月30日までの1年間に2266件の事例に対応し、5万9806件のサイバー犯罪の報告を受けた。

2019年10月には重要度の高い個人および財務情報を標的に、悪意あるプログラム、マルウエアの一種「エモテット(Emotet)」の攻撃があった。ピーク時には1日に4500回のハッキング未遂があったという。

また、今年4月にも攻撃が急増しており、当局は新型コロナウイルス流行に便乗したと結論付けている。

関連記事
4月29日、最高裁は億万長者の起業家、イーロン・マスク氏の米証券取引委員会(SEC)との合意に対する異議申し立てを却下した。この合意は、法的監視機関がマスク氏のソーシャルメディアへの投稿を審査することを需めるものだ。
カナダの中国系教授が、中共が推進する先端技術と知的財産の窃取を目的とする「千人計画」に関わっており、これがカナダの国家安全にとって脅威になっている。
とんでもないおふざけと残酷なディストピアを力づくで押し付けようとする単一の方針が、これほど急速に地球全体を支配したことはない。2020年、コロナウイルスを封じ込めようとする無益な試みによって、これは起こった。
5月27日、世界保健機関(WHO)は年次世界保健総会(WHA)を開催する。アントニー・ブリンケン米国務長官は5月1日(水)、台湾にオブザーバーとして会議に参加するよう強く求めた。
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓器収奪は我が国だけでなく、世界中の議会で非難されている。到底容認できない行為だ」と強く述べた。