【紀元曙光】2020年9月14日
新しい自民党総裁が、菅義偉さんに決まった。
▼小欄が日本政府に望むのは、ただ一つ。「中国共産党に毅然として対峙すること」である。中共に親密である、経済面の思惑から中共に妥協的である、中共の暴虐にまったく無知である、そんな政治家は日本を亡ぼすものに他ならない。
▼端的に言えば、我が日本は、「中国共産党に最も嫌われる国になってよい」ということだ。中共の解体消滅が視野に入っている政治家ならば、その意味がお分かりであろう。
▼菅さんは、お見受けしたところ、スピーチはあまりお上手ではないらしい。小欄の筆者も日本語でものを書くので、政治家の言葉遣いや日本語の表現力には関心がある。菅さんの言葉は、ちょっと聞く側には入りにくい。もちろん口先だけ達者な政治家では困るので、無理にスタイルを変えなくてもいい。平時は「昼行燈」と呼ばれた大石内蔵助のように、きちんと結果を出せることを期待したい。
▼もう一つだけ、菅さんに申し上げよう。今日の朝日新聞デジタル版で、こんな記事を見た。「新型コロナウイルス関連の倒産が11日で474件に達した。様々な給付金や資金繰り支援策で落ち着きつつあるが、支援が切れると再び増えそうだ。コロナ関連以外も含めた全倒産件数は今年、6年ぶりに9千件を突破する恐れがある」。
▼「コロナ関連の倒産が、9月11日までで474件」。とんでもない。法人としての企業はその数かもしれないが、涙を飲んで閉店や廃業を決めた個人事業者は、数字は知らないが膨大な数に上るはずだ。叩き上げの菅さん、忘れないでください。
関連記事
研究では、生物学的年齢は生活習慣によって変わることが判明。運動、食事、睡眠、喫煙・飲酒の回避、ストレス管理の5つを改善するだけで、老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性が示された。習慣の見直しは何歳からでも効果があるという。
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。
人気食材アボカドには、歴史・性の健康・怪我・アレルギー・動物毒性まで意外すぎる秘密が満載。読むほど驚きが続く「7つの知られざる真実」をご紹介します。
数百年前の喫煙習慣が、なんと骨にまで刻まれていた──。最新研究が明かした「骨が語る喫煙の記憶」は、健康観を揺さぶる驚きの事実です。
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。