大紀元時報

【ほっこり池】「鬼」の優しさ

2021年04月04日 06時00分

 テレビ時代劇での一場面です。

 「鬼の平蔵」こと長谷川平蔵が、夜も更けた居酒屋で、亭主を相手に時を過ごしていました。そこへ来たのは夜鷹の女「おもん」。平蔵は、女に遠慮させようとする亭主を制して「なあに、俺のほうがよっぽど目障りだよ。かまわねえから、こっちへ入(へえ)んな」。

 この「へえんな」に鬼平のかっこよさが凝縮されています。悪党どもには「鬼」と恐れられる火盗改方ですが、卑しい身である夜の女にも、分け隔てなく、あふれる優しさを向けられる男。それはもはや、文化的価値のある名シーンかもしれません。

 歌舞伎俳優・中村吉右衛門さんの、テレビでの当たり役です。先日、その吉右衛門さんが食事中に倒れて、現在も療養中とのこと。東銀座にある大紀元オフィスは歌舞伎座のすぐ近くです。無事のご回復を、お祈りしています。 

(慧)                                                            

 

ご寄付のお願い

クレジットカード決済

※銀行振込での単発寄付はこちら
関連キーワード
" async> %>
^