9月20日投開票されたカナダ下院(338議席)の総選挙は、トルドー首相(写真中央)が率いる自由党が再び第1党となった。ただ、単独で過半数は確保できず、再び少数与党として政策ごとに他党の協力に頼ることになる。モントリオールで21日撮影(2021年 ロイター/Carlos Osorio)

カナダのトルドー首相、3期目続投へ 少数与党政権が継続

[オタワ 21日 ロイター] – 20日投開票されたカナダ下院(338議席)の総選挙は、トルドー首相が率いる自由党が再び第1党となった。ただ、単独で過半数は確保できず、再び少数与党として政策ごとに他党の協力に頼ることになる。

約85万の郵便投票が未集計で最終結果は多少変わる可能性があるが、暫定では2019年の選挙時とほぼ変わらない結果となっている。

BMOキャピタル・マーケッツの首席エコノミスト、ダグ・ポーター氏は「カナダの政治状況は今回の選挙の後も、選挙前と驚くほど似ている。まるでカナダ人が投票用紙に『今は選挙をしたくない』と書いたようだ」と指摘した。

21日のカナダ株式市場は上昇、カナダドルも対米ドルで上昇した。

トルドー氏は、下院の過半数議席獲得を狙い前倒し選挙に踏み切ったが、少数与党からの脱却はかなわなかった。今後の政権運営で再び左派の新民主党の支持に頼ることになる。

新民主党のシン党首は、重要な社会・環境関連政策でトルドー政権への支持を表明しているが、無条件に支持するわけではないと強調している。

議席数で第2党となった野党保守党のオトゥール党首は記者団に「次回の勝利に向け立て直しを進める」とコメント。辞任する意向はないことを明らかにした。

保守党は前回同様、得票率で自由党を上回った。ただ、都市部で自由党を破ることができなかった。

暫定結果によると、自由党は158の選挙区で優勢。過半数の170議席には届いていない。保守党は119、地域政党のブロック・ケベコワが34、新民主党は25となっている。

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