2017年、平壌にある戦争記録博物館の一部を紹介する北朝鮮軍女性兵士、参考写真(Photo by ED JONES/AFP via Getty Images)

「船舶のIDロンダリング」…北朝鮮の制裁を迂回する密輸業者

米国を拠点とする研究組織が2021年9月に発表したところでは、北朝鮮に課されている制裁の迂回を図る密輸業者等が制裁対象船舶の識別要素を偽造する計画に目を向けた。

非営利団体の高等国防研究センター(C4ADS)の報告書よると、これまで長年にわたり密輸船は外観の変更や故意的に間違った位置情報を通信するなどの手段を用いてきた。

同報告書に示されている見解では、「船舶のIDロンダリング」という手段はこうした従来型の方法よりも著しく精巧で、これにより制裁を迂回して密輸を行うことが可能となるだけでなく、国連の専門機関である国際海事機関(IMO)が管理する船舶登録制度が損なわれる可能性がある。

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