ディズニープラス、香港で開始「シンプソンズ」天安門事件の回は配信されず
香港で今月始まったディズニー公式動画配信サービス「Disney+」は、米国の人気アニメシリーズ「ザ・シンプソンズ」から1989年の天安門事件に触れるエピソードを配信していない。この回は一家が中国旅行中に北京の天安門広場を訪れ、民衆を武力弾圧した事件の風化を図る中国共産党当局を揶揄している。
2005年に初めて放送された同回は、シンプソンズ一家の中国旅行を描いた。一家は北京の天安門広場に行き、その中で「この場所では1989年、何も起こらなかった」と中国共産党のスローガンを映した。
ほかにも一家の母親マージが戦車の前に立つ表現もあり、実際に天安門事件で1人戦車の前に立ちはだかった青年「タンクマン」を暗示した。また、中国共産党によるチベットへの弾圧や毛沢東の失策で「5000万人が殺された」と父親のホーマーが話す場面もある。
関連記事
習近平が訪米中、第二次世界大戦の歴史に言及したことを受け、台湾の大陸委員会は、中共が誤った歴史観を広めても、第二次大戦中に米国の強固な同盟国だったのが中華民国であるという歴史的事実を消し去ることはできないと指摘した
失踪から30年のパンチェン・ラマや重刑に直面する黄之鋒、黎智英らを取り上げ、中国共産党による香港・チベットでの弾圧を告発。指導者を奪われ沈黙を強いられる世代の実態と、国際社会が記憶し続ける意義を問う
中国共産党系メディアが批判した黄之鋒氏のドキュメンタリーが視聴増加を受け、Netflix香港の映画ランキングで首位に浮上した。配信開始から約9年後、批判からわずか3日で注目を集めた
台湾の桃園市で、台湾人を高収入の仕事で誘い、中国へ移送して臓器を摘出しようとしたとされる越境人身売買事件が摘発された。被害者3人は住宅に監禁され、港から中国へ送られる計画だったが、警察が移送前に阻止した。
香港初代行政長官の董建華が死去、89歳。親中派実業家・霍英東を介して江沢民と接点を持ち、政界へ。親中路線を推進し、香港のその後に大きな影響を及ぼした