賴清徳総統「日台は運命共同体」 名古屋のサミットで交流深化を呼びかけ

2026/11/02
更新: 2026/11/02

中華民国の賴清徳総統は、自由と民主主義の価値観を共有する日本と台湾の連携の重要性を強調した。急速に変化する国際情勢の中で、双方の人々の暮らしをより豊かにするには、手を携えて協力することが不可欠だと述べた。その上で、地方や民間の交流をさらに深め、幅広い分野で協力を進めることで、日台の友好関係を一層強固なものにしたいとの考えを示した。

賴総統は11月2日午後、第12回「日台交流サミットin名古屋」に寄せたビデオメッセージで、参加者にあいさつし、開催への祝意を伝えた。

賴総統はまず、全国日台友好議員協議会の藤田和秀前会長に感謝の意を表した。藤田氏が長年にわたって日台の地方議会交流に尽力し、「日台交流サミット」を友情を育み、協力を深める重要な場へと発展させてきたとたたえた。

また、藤田氏が今年、横山正人会長に職を引き継いだ後も、自ら名古屋の運営チームを率いて第12回サミットの準備に当たったことに触れ、「台湾への変わらぬ支援と深い友情に、大変感銘を受けるとともに、心から感謝している」と述べた。

横山氏の会長就任にも祝意を示した。新会長の下で、これまでの日台の地方交流の取り組みが引き継がれ、協力を通じてさらなる成果が生まれ、双方の友好関係が一層深まることに期待を寄せた。

賴総統は、愛知県と名古屋市を、伝統と革新が共存する魅力ある地域と紹介した。アジア競技大会とアジアパラ競技大会の成功を受け、名古屋で今回のサミットが開かれることや、「台中夜市」のイベントが併催されることを歓迎した。食や文化、都市間交流を通じて、より多くの人が台湾を知り、親しみを感じる機会になるとし、運営チームのきめ細かな配慮と尽力に敬意を表した。

日台は「運命共同体」 民主主義と平和を守る連携を強調

さらに、日台関係を大切にし、支えてきた関係者に改めて謝意を示した。日本と台湾はいずれも第一列島線に位置し、自由と民主主義の価値観を共有するとともに、自然災害という共通の課題や、権威主義の拡大という脅威に直面していると指摘した。双方の人々は深い絆で結ばれており、喜びも苦難も分かち合う「運命共同体」といえると述べた。

その上で、急速に変化する国際情勢の中で、日台が手を携え、支え合ってこそ、双方の人々の暮らしを豊かにし、民主主義と平和、繁栄を守ることができると強調した。

最後に、関係者の支援の下、地方で培ってきた協力を民間にもさらに広げ、多様な分野で交流が進むことに期待を示した。日台の友好関係が、民主主義の価値観を共有するパートナー間の協力の模範となることを願っていると締めくくった。

鍾元