( metamorworks / PIXTA)

温故知新の養生の道(2) 心を動じさせない 心が動じると体が疲れる

『古今医統大全‧巻八十六』には、年老いても元気だった唐伸俊のことが書かれています。彼は少年時代に『千字文』を学習して最も得られたものは、「心動神疲」、つまり心が動じると体が疲れる、という意味の四文字でした。

それから彼は日常生活の中でこの「心動神疲」を心に留め、自らを修めていき、生涯、様々な出来事において、心を動じさせず、年を老いても若さを保ち、いつも元気であり、85歳になっても心身ともに若さが保たれていました。

その他にも、賢人、郭康伯が神人(悟った人)と会った話が残っています。

▶ 続きを読む
関連記事
人工甘味料飲料も糖質飲料も、脂肪肝の発症リスクを高める可能性があることがヨーロッパの大規模研究で判明。毎日の飲み物の選択が肝臓の将来を左右します
痛みや不眠、ほてりまで処方が広がるガバペンチン。本当に万能薬なのか、それとも見過ごされがちなリスクがあるのか。急増の背景と最新研究から、その実像に迫ります。
しっかり寝ても取れない重だるさや頭のもやもや。その正体を中医学の「湿気」から読み解き、体を軽く整えるためのサインの見分け方と、今日からできる自然な対処法を紹介します。
高級ブランドよりも、静かな時間とプライバシーが富の象徴に。スーパー富豪たちの価値観は、いま大きく変わっています。見せびらかさない「本当の豊かさ」の正体に迫る一編です。
身近な卵が、実は脳や筋肉、目の健康まで支える完全栄養食だと知っていますか?最新研究と実用的なコツから、卵の本当の力と毎日の取り入れ方を分かりやすく紹介します。