佐橋亮東大准教授「日米同盟、台湾有事を念頭に組みかえ」 期待高まる同盟国の役割
東京大学の佐橋亮准教授は11日、都内の講演会で「日米同盟は台湾有事を念頭に組みかえが行われている」と述べた。台湾の戦略的な重要性を認識した米国は政策を転換させており、インド太平洋地域に位置する米国の同盟国は今まで以上の戦略的役割を期待されていると指摘した。
ロシアのウクライナ侵攻によって世界政治は転換点を迎えている。国際協調は減退し、「力が粗暴な形で使われる」時代に我々は直面していると佐橋氏は語る。いっぽう、世界的な覇権を掌握してきた米国は内政問題に悩まされ、中間選挙以降はさらに内向きになる傾向があるという。
米中接触は「関係破綻防ぐため」
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