孫子の兵法を悪用する中共 台湾侵攻は米国情勢次第か
中国外交部(外務省に相当)の華春瑩報道官は7日夜、台湾に中国料理店が多数存在することを根拠に、台湾に対する領有権を主張するツイートを行った。「味覚は嘘をつかない。台湾はずっと中国の一部だ。離れ離れになった子供はいずれ家に戻る」との言い分は失笑を買い、これを揶揄する投稿も見受けられた。
無論、このような主張に論理性や合理性はなく、真に受ける必要はない。しかし、論理性や合理性に欠ける考え方が、無数の命を奪うおぞましい結果をもたらす恐れがあることは心に留めておくべきだろう。
中国共産党の最高指導部はすでに後戻りができない状態に陥っている。2017年に開かれた中国共産党第19回全国代表大会(19大)では、国家主席の任期制限(2期10年)が撤廃された。習近平氏の圧力に屈したとの見方もあるが、これはあくまで一部分だろう。国家の中枢を担う数百人の高官たちを説得するには大きな野望を掲げる必要があり、習近平氏は次の10年で台湾問題にけりをつけることを約束したと思われる。
関連記事
中国共産党軍内部で、過去12年にさかのぼる大規模な調査が進められていることが分かった。調査は中堅・上層部の将校らに広がっており軍内では前例のない不安と動揺が広がり、実戦能力より政治的忠誠が優先される体制への転換に懸念が強まっている
習近平が政権を握って以来、自ら抜擢した党・政府・軍の側近が相次いで失脚、あるいは消息不明となっている。軍から党内に至るまで習近平に対し二心を抱く者が多く、すでに威信は大きく揺らいでいる
中共当局による懸賞付き指名手配を受けた台湾のインフルエンサー八炯氏が、海外の中共領事館で出頭を試みたものの受け付けられず、その様子を収めた動画が注目を集めている
江沢民派のフィクサー、曽慶紅。豪邸購入や国有資産横領にまみれた一族の腐敗から、南アフリカでの暗殺未遂、臓器収奪への関与まで、その権力掌握の足跡と法輪功迫害に加担した「血債派」の闇の真相に迫る
中国共産党(中共)の「両会」は12日に閉幕し、すでに10日が経過したが、中共の党首習近平は、例年通り3月中旬に北京を離れて視察を行うことがなかった。これがメディアの注目を集めている。