ハイマースなど米軍装備、訓練後も南西諸島に 連携強化し中国の脅威に対応=米司令官
与那国島周辺海域に中国のミサイルが着弾するなど軍事的脅威が強まるなか、米太平洋陸軍司令官のフリン将軍は9日、日本の自衛隊など同盟国との共同訓練は力の均衡を保つことができる「カウンターウェイト」であると強調した。自衛隊との島嶼防衛訓練を終えた後も、ロケット砲「ハイマース」など一部兵器は「急いで撤収はしない」とし、残す意向を示した。
陸上自衛隊は8月下旬から米陸軍と実動訓練「オリエント・シールド22」を実施、島嶼防衛訓練を行った。9日、陸上自衛隊奄美駐屯地を訪問したフリン氏は、訓練終了後も一部兵器を駐屯地等から撤収せず、次回の訓練のために残しておく考えを示した。フリン氏によれば、年内に少なくとも同地域で2度訓練がある。兵器を残しておくことは「(米軍の)能力を前方展開させる機会」でもあると強調した。
フリン氏は同日、東京で開いた記者会見で、日本を含むインド太平洋地域の同盟国とより強固な連携関係を構築することの重要性について指摘。米軍が加わる地域の多国間訓練は、中国の軍事的拡張に対抗し、地域の力の均衡を保つよう調整する「最大のカウンターウェイト(釣り合いを保つおもり)だ」と表現した。
関連記事
米国は中共に対する抑止力を強化するため、日本に中距離ミサイルシステムを配備する。これは米国が2019年に中距離核戦力(INF)全廃条約から離脱して以降、日本に初めて中距離ミサイルを配備するものとなる
小泉進次郎防衛大臣は先日、三菱重工のドローン生産能力を視察した際の様子をX上で紹介した。しかしその後さらにXで「迎撃ドローン」調達事業への入札を公開で呼びかけ、スピードこそが防衛省の政策推進における最優先事項だと強調した。
立憲民主党の古賀千景参院議員による「豊かな子供は自衛官にならない」との発言に対し、元自衛官の地方議員有志が抗議声明を提出。発言を「自衛官への冒涜」と非難し、謝罪や再発防止を求めた
中国による「歴史ナラティブ戦」や沖縄を巡る認知戦の脅威に対し、日本はどう主権と安全保障を守るのか。16日参院外交防衛委での松田議員と茂木外務大臣の質疑から、日本の対抗戦略を紐解く
トランプ氏の発言に翻弄され、平壌へ駆けつけた習近平。その裏には、北朝鮮の核暴走が招く「日本の核武装」への強い恐怖があった。さらに原潜建造に動く韓国には沈黙せざるを得ない、中国の脆い外交実態を暴く