日本に影響「今年最悪の砂嵐」中国北部で発生
北京や天津など中国の複数の都市で22日、大規模な砂嵐が発生した。日本の気象庁によると、砂嵐により発生した黄砂は今日から明日にかけて日本の広範囲に影響をもたらす恐れがある。
黄砂は中国内陸部で砂嵐により巻き上がる砂塵が偏西風によって運ばれてくる現象。北京ではこの影響で視界が10メートルほどに低下し、高層ビルの最上階層が目視できなくなった。地元当局は水を撒くなどして黄砂の飛散を抑えるための対応に追われている。また、屋外活動を控え、ドライバーには速度を落とすよう市民に呼びかけている。
北京生態環境監視センターによると今回発生した黄砂は10年で最大規模。一時は大気汚染の計測指標である粒子状物質「PM10」が、世界保健機関(WHO)基準値の約160倍にあたる、1立方メートルあたり8000マイクログラムを観測した。
関連記事
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。
冬に入って以降、中国の多くの地域で呼吸器系疾患が流行のピークを迎えつつあり、少なくとも17の省でインフルエンザが流行している。北京では他地域に先駆けて流行がピークに達し、インフルエンザの陽性率は45%近くに上っている
湖南省の湘雅二病院で新生児が2度の開胸手術後に死亡した。遺族は医療ミスを疑い、病院側は死亡原因も監視映像も示していないという。ECMOや呼吸器の取り外しも同意なしとされ、危篤時も父親は面会できなかった
11月27日、昆明市洛羊鎮の鉄道駅構内で、試験列車が施工作業員と衝突する事故が発生した。公式発表によれば、この事故で11人が死亡し、2人が負傷した
日本人学校を標的とした暴力的なメッセージは、最近の攻撃と国家主義的な言説の高まりを受けて、日本政府が国民に警戒を呼びかけている