今月10日、銀行預金を引き出せなくなった複数の預金者が安徽省合肥市の中心部に位置する歩道橋に横断幕を広げ、預金返済を求める抗議活動を行った。(SNS投稿画像)

今度は安徽でも「四通橋デモ」 引き出せなくなった銀行預金の返済を求めて=中国

今月10日、銀行預金を引き出せなくなった複数の預金者が安徽省合肥市の中心部に位置する歩道橋で横断幕を広げ、預金の返済を求める抗議活動を行ったことがわかった。

橋の上では「安徽銀行、私の預金を返せ!(安徽銀行還我存款)」などのスローガンが、抗議者によって一斉に叫ばれた。

歩道橋に掲げられた横断幕には「安徽銀行、私の預金を返せ」と書かれている。(SNS投稿画像)

預金者らは、昨年10月に北京市内の陸橋「四通橋」の上に、習近平政権を批判する横断幕を掲げた彭載舟氏を真似たものとされている。米政府系放送局のラジオ・フリー・アジア(RFA)はこの事件に「#四通橋示威(#四通橋デモ)」のハッシュタグをつけている。

RFAによると、この預金者らは手にスローガンを持ち、同市の監察管理部門へ赴いて、安徽銀行に対して預金返済を求める請願したという。

(手にスローガンが書かれた紙を持ち、「安徽銀行、預金を返せ」と叫びながら、デモ行進する預金者たち)

 

中国では近年、地方銀行などで取り付け騒ぎが相次いでいる。河南省では預金を凍結された預金者が騒ぎを起こさないよう、まとめて「管理(不法監禁)」するケースもあるようだ。

関連記事
アヴリル・ヘインズ国家情報長官によると、北京は米国や世界の選挙に影響を与える能力に自信を深めているという。 2024年の選挙に対する外国の脅威に関する上院公聴会でヘインズ氏は、中共当局は人工知能とビッグデータ分析を通じて影響力作戦のツールを完成させていると述べた。
バイデン米国大統領は2024年5月14日、中共(中国共産党)の不公平な貿易実態に対抗するため、複数の中国製品に […]
  バイデン米大統領は、中国共産党の不公平な貿易慣行に対抗し、その影響を抑えるため、電気自動車、コン […]
中国の若者は「お金がない」ため、価格が高いショッピングモールではなく、卸売市場で服を買っているという。
このごろ、雨が降り続く中国各地では、雨上がりになると「危険な巨大カタツムリ」がたくさん出現しており、ネット上でも話題になっている。